EZバーって大体どこのジムにも置いてあるけど、初心者の頃は使い方が分からなくて使うのを躊躇しますよね。
そんな人の為に、EZバーの基本的な特徴から使い方、なぜストレートバーじゃなくEZバーを使うのかを紹介しています。
- EZバーの重さや特徴
- EZバーの使い方
- EZバーを使うメリット
- おすすめ種目
動画でも解説していますので、合わせて確認してみてください。
Contents
EZバーとは?
EZバーは、筋力トレーニングにおいて使用される一見変わった見た目のバーです。
EZバーの語源は「easy」からきており、その名の通り、取り回しやすく、手首への負担を軽減するために設計されています。
一般的なバーベルと比較して曲線的な形状を持ち、2通りの握り方が可能です。
EZバーの重さ
EZバーの重さはメーカーにより前後するので、一概に〇〇kgとはいえません。
詳しくは使用するメーカー毎に調べた方が良いですが、参考として10kg前後だと考えておくと大きくズレることはありません。
EZバーを使うメリット3つ
EZバーの最大の特徴は持ち手の曲がりにあり、3つの効果があります。
①手首を痛めにくい
1つ目は持ち手に曲がりがあることにより、角度がつくようになるので、手首を痛めにくいという効果があります。
ストレートバーやバーベルのように、手首の角度をつけることが出来ないバーだと、手首も必然的に平行になるので、手首に負担がかかります。
また、EZバーの方が高重量を扱いやすいこともあり、ストレートバーだと手首が痛くなる人におすすめです。
②EZバーに適した種目がある
EZバーの方がやりやすい種目があります。
代表例として、上腕二頭筋の種目の「リバースカール」はやりやすいです。(⇓画像のような握りでカールする種目)
ストレートバーだと平行になるので、リバースカールは持ちにくいと感じるでしょう。
その点、EZバーだと角度がつくことで握りやすくなるので、集中して鍛えることができます。
他にも、上腕三頭筋の種目で「フレンチプレス」や「スカルクラッシャー」、「ナローベンチプレス」でEZバーを使うと手首の関与が減るのでやりやすいです。
③細かい部位を鍛えられる
EZバーの効果3つ目は細かい部位を鍛えられることです。
EZバーは上腕二頭筋と上腕三頭筋の種目で使うことが多いのですが、ストレートバーと比較して、外側の筋肉に作用しやすい効果があります。
上腕二頭筋は二つの筋肉に分かれているから二頭筋と呼ばれており、内側が短頭、外側が長頭で外側の長頭に入りやすい。
三頭筋も同様に短頭、長頭、外側頭にわかれており、一番外側の外側頭に入りやすいです。
EZバーの大きな特徴として、ギザギザが4つ入っており、外側で握るか内側で握るか選ぶことができます。
手幅の違いとして、狭く持った方が外側の筋肉へ更に作用しやすくなり、広くもつことで内側の筋肉にも作用するようになります(メインは外側)。
なので、手幅によって上腕二頭筋や上腕三頭筋の細かい部位にフォーカスさせることができる効果があり、刺激を変えるといった点でも優秀です。
仮にストレートバーで狭く持つと手首を痛めやすいので、手首が弱い人はEZバーを使う方がよいでしょう。
EZバーの使い方:セッティング
EZバーは様々な種目での使い方がありますが、基本的なセッティング方法は単純です。
- 好みの重量でプレートをセッティング
- カラーで固定する
これだけです。
カラーを使ったことが無い人のために解説しておくと、代表的なカラーは↑画像のようなクリップのような形をしており、握って緩め、離すことでカチッとはまります。
しっかりと固定されていることを確認してからトレーニングを始めるようにしましょう。
EZバーの使い方:おすすめ種目
EZバーを使ったおすすめの種目としては、使い方によって数多くありますが、ここでは私も実際に取り入れているおすすめ種目を紹介します。
上腕二頭筋 | プリチャーカール、アームカール、リバースカール、スパイダーカール |
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上腕三頭筋 | ライイングトライセプスエクステンション、オーバーヘッドトライセプスエクステンション、ナローベンチプレス、スカルクラッシャー |
肩(三角筋) | アップライトロウ、バーベルショルダープレス、フロントレイズ |
背筋 | ベントオーバーローイング、ラットプルダウン、プルオーバー、シュラッグ |
EZバーを使うときのおすすめトレーニングギア
EZバーを使用するときに是非使ってほしいトレーニングギアを2種類紹介します。
トレーニングベルト
特に重い重量を使う際や腰への負担を軽減するために、トレーニングベルトを使用することをおすすめします。
フォームを中心に、安全にトレーニングを行うサポートが得られます。
種目によって使ったり使わなかったりですが、スタンディングで行う種目(アームカール等)で使うと良いでしょう。
リストラップ
ストレートバーよりEZバーの方が手首の負担は軽減されますが、負担がかかっていることには違いありません。
手首は痛めやすく、痛めると長引くので、リストラップを使って保護するのがおすすめです。
高価な買い物ではなく、最初はFERRYのリストラップを選んでおけば間違いありませんし、使うことで扱う重量が増えるというメリットもあります。
そのほか、ジムで使うべきトレーニングギアは⇓の記事でまとめています。使っていないともったいないトレーニングギアばかりなので、持っているか確認してみてください。
まとめ:EZバーは仕組みを理解して使おう
EZバーは形状が特殊なので、使い方が分からずに敬遠されがちですが、取り入れることで大きなメリットがあります。
- 手首に優しい
- 適した種目がある
- 細かい部位に刺激をいれられる
- ストレートバーとは違う刺激を得られる、
正しいフォームや使い方を理解し、バリエーション豊富なトレーニングを組み入れましょう。