パワーグリップとリストストラップは、どちらも主に握力補助のトレーニングギアで、どっちが良いのか?と悩みがちですよね。
結論からいってしまえば、リストストラップとパワーグリップは向いている種目と向いていない種目で分かれます。
個人的には2つ持ってて良いものだと思っています。それでもどちらかを選ぶのであれば、パワーグリップから買うのがおすすめです。
ただし、リストストラップにも利点があるので、どちらの特徴もよく把握してから買うことで後悔することがなくなり、効果的なトレーニングに励むことで出来るでしょう。
この記事を読むことで下記の内容が分かります。
- リストストラップとパワーグリップの違い
- 使い方
- 自分に向いているのはどっちなのか?
- 使用するべきオススメ種目
動画でも解説していますので、合わせて確認してみてください!
Contents
リストストラップとパワーグリップの違い
リストストラップとパワーグリップは、筋トレにおいて使われるアクセサリーで、目的や効果は似ています。
どちらも握力補助や手のひらの保護目的で使用されます。単純に棲み分けしてしまえば、「上級者はリストストラップも使い、必要性を感じなければパワーグリップのみで良い」です。
パワーグリップとは?
パワーグリップは、筋トレにおいてさまざまな効果をもたらします。大きな効果は以下の通りです。
- 手のひらの保護
- 滑り防止
- 狙った部位に効かせやすい
- 高重量を扱いやすい
パワーグリップを使うことでバーベルをしっかりと握り、滑り落ちることなく重量を持ち上げることができます。また、筋トレ初心者だと背中に効かせる感覚を掴むのが難しいのですが、パワーグリップを使用することで、フォームの安定化に繋がります。
パワーグリップはベロの部分が手のひらの保護効果もあり、皮が剥けたりマメになったりしてパフォーマンスが低下するのを防ぐ効果もあります。
リストストラップとは?
リストストラップもパワーグリップ同様、さまざまな効果をもたらします。大きな効果は以下の通りです。
- 手のひらの保護
- 滑り防止
- 狙った部位に効かせやすい
- 高重量を扱いやすい
基本的にはパワーグリップと同じ効果ですが、リストストラップの方が高重量を扱いやすくなります。
手のひらの保護はパワーグリップの方が上といった印象です。
リストストラップとパワーグリップの使い方
リストストラップもパワーグリップも使い方は単純です。
パワーグリップの方が単純で使いやすく、リストストラップは少し手間があるのと、慣れが必要になってきます。
パワーグリップの使い方
マジックテープになっているので、手首に巻いてつけるだけでOKです。
手首の装着もそうですが、器具への巻き付けもパワーグリップの方が楽です。リストストラップは何周も巻かなければいけないのに対し、パワーグリップはベロを一回巻き込むだけで終わりとなります。
パワーグリップの方が使うのは楽ですが、使っているときに若干かさばっている感じはします。
リストストラップの使い方
リストストラップの使い方。1本になっているのを輪っか側に通して、手首に巻きます。手首に締めた状態でバーに巻き付ければOKです。
器具のバーに巻き付けるのは、ちょっと慣れが必要かもしれません。
ただ、リストストラップは全部布なので、あまり邪魔になりませんし、めちゃくちゃ軽いのが良いところです。
リストストラップとパワーグリップどっちが良い?
結論をいってしまえば、下記の通りです。
- まだ高重量を扱わないし、使いやすさを重視したい人はパワーグリップ
- 着けにくさは気にならないし、高重量を扱う、とにかく安く使いたい!という人はリストストラップ
どちらか1種類ならパワーグリップ
どちらかを選ぶなら、パワーグリップをおすすめします。もちろんリストストラップだけでも問題はありません。
ですが、トレーニングギアを使うのに慣れていない人は、手軽に装着できるパワーグリップを選び、筋トレ継続の障害にならないようにした方が良いです。
筋トレ初心者の方でもやる種目で例えると、懸垂やラットプルダウンでリストストラップを使おうとすると、かなりの手間を感じるはずです。
その点、パワーグリップなら簡単にセットできるので、トレーニングギア使うメリットを感じやすいでしょう。
リストストラップは種目や重量により活躍
リストストラップに向いている種目は「オーバーグリップで握る種目」です。
例えば、デッドリフトはサムレスグリップじゃなくオーバーグリップでやるんですが、そういう本当に重たいのを使う種目ってうのはリストストラップを使っています。
がっしり3周くらい巻いて、オーバーグリップで握ると、外れない安心感があります。
やってて思ったのは本当にはずれない。
私はトップサイドデッドリフト(半分上がった状態からするデッドリフト)を好んでやっているのですが、200kg以上扱うことが多く、パワーグリップだとズレ落ちてしまった経験があります。それが嫌でリストストラップを買いました。
パワーグリップはベルトとラバーが縫ってつなげてある構造なので、300kg程度を扱うようになった人の中には、パワーグリップが切れた人を見たことがあるので怖い印象です。
その点、リストストラップは1本のベルトで出来ているので中々切れることはないと思っています。(パワーグリップも相当ないですけど)
先にパワーグリップを買ったのですが、リストストラップと比較してパワーグリップは高いです。コスト重視で着けにくいのが気にならない人であればリストストラップだけでも平気です。
リストストラップとパワーグリップのおすすめ種目
リストストラップとパワーグリップには、向いている種目と向いていない種目があります。
パワーグリップ |
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リストストラップ |
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重すぎるとパワーグリップのグリップ力では、滑り落ちる可能性があります。
ラットプルダウンや懸垂などのプル系種目をするときは、加重しても数十キロなので、重くても100kgぐらいの人が多いでしょう。その場合はパワーグリップで充分だと思っています。
背中種目はサムレスグリップで握ることが多いのですが、サムレスで握る種目はパワーグリップを使用しています。
逆にリストストラップでサムレスグリップの種目でやろうとしても結構めんどくさいので、ストレスがたまります。
リストストラップとパワーグリップのおすすめメーカー
リストストラップとパワーグリップのおすすめをそれぞれ紹介します。
パワーグリップのおすすめ商品
パワーグリップはピンキリです。
ALLOUTのパワーグリップはとにかくコスパ重視の方におすすめです。パワーグリップとしては破格の値段で、多くの人がALLOUTのパワーグリップだけで充分の性能となっています。
バーサグリップのパワーグリップを使うと、他のパワーグリップに浮気する気にならない満足感があります。PROと書いているだけあり、初心者から上級者まで活躍します。
また、手首の細い方は他のメーカーだとサイズ展開がないことがあります。その点、バーサグリップはXSという細い人向けのサイズ展開が嬉しいポイントです。
リストストラップのおすすめ商品
リストストラップは正直ゴールドジムの一択で良いでしょう。
他にも様々なメーカーが出していますが、「高いけど性能の良いでお馴染み」のゴールドジムのトレーニングギアが2000円程度で買えちゃいます。
手になじむ感覚が圧倒的で、滑り落ちる心配なくトレーニングに集中できます。
まとめ:最初はパワーグリップだけでもOK
狙った部位に効かせるという感覚を覚えることが出来るので、パワーグリップは初心者の頃から使うべきトレーニングギアです。
特に背中種目は握力が先に負けて、効いている感覚を得ずらいですからね。
パワーグリップだと不安な重量を扱うようになったり、使い分けしてみたいと感じたらリストストラップを買うという選択で良いでしょう。
パワーグリップ |
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リストストラップ |
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自分のトレーニングスタイルを考えて選びましょう!
その他のトレーニングギアについては⇓の記事でまとめています。興味のある方は是非確認してみてください。