「MAGグリップとかいうのがジムに置いてあるけど、種類も多くて使い方が分からない…。」
このように悩んでいませんか?気持ちは分かります。急に存在に気付くと驚きますよね。
通常のラットプルダウンでも良いですが、MAGグリップを使うことで筋トレの幅が広がるので、是非取り入れるのをオススメします。
この記事では下記の内容を紹介しています。
・MAGグリップとは?
・MAGグリップの種類は?
・手幅別のフォーム
文章だけだとイメージがつかない方は、↓の動画でも解説しているので合わせて参考にしてみてください。
MAGグリップとは?
そもそもMAGグリップとは、「Maximum Advantage Grip(マキシマムアドバンテージグリップ)」の略で、米国で大人気の背中トレで使用するアタッチメントです。
MAGグリップを使わなくても背中トレは出来ますが、使えることによって幅が広がります。
・握りやすく、グリップが効いてるので滑りにくい(力が入る)
・通常よりも握力を使わず行えるので対象部位に効かせやすい
・手首が丸まり引き込みやすく、ストレッチが掛けやすい
是非使い方をマスターして、1種類ずつからでも試してみてください。
ちなみにラットプルダウンではお馴染みのパワーグリップは使用しません。
MAGグリップの種類とフォーム解説
MAGグリップは全部で7種類あります。主にラットプルダウンで使用します。
①ワイドグリップ
②クローズオーバー
③クローズリバース
④クローズパラレル
⑤ミディアムオーバー
⑥ミディアムリバース
⑦ミディアムパラレル
ワイドは1種類ですが、クローズとミディアムはそれぞれ3種類ずつあります。
グリップの違いを簡単にまとめると、パラレルからリバースになるにつれて引き込みやすくなり、下背部まで狙いやすくなります。
グリップの違いでフォームが大きく変わることはないですが、リバースになるにつれて、引き込みきるイメージで行いましょう。
ワイドグリップの使い方
ワイドグリップの特徴としては下記となります。
・大円筋に効かせやすい(脇の下の背中の筋肉)
・大円筋は背中の広がりをつけるのにマスト
・広背筋にも入るがメインとなるのは大円筋
背中の広がりが欲しい方は是非取り入れていきましょう。
【セッティング】
①下半身を固定するパッドは、膝が90℃になる位置に調整
②カラビナにアタッチメントを装着し、重量を設定
※1セット10~12回できる重さに設定
【フォーム】
①グリップの握り方は手のひらで握るようにし、親指を横に掛ける
②グリップを握り、太ももの付け根がパッドに当たるように奥まで腰掛ける
③スタートポジションで身体を潜り込ませるようなイメージで、大円筋にストレッチを掛ける(この時点では負荷が抜けない程度に肩が多少上がっててもOK)
④身体を逸らさないように胸を張り、外側に肘を開くイメージで、鎖骨に向かって真上から真下に引く
⑤引いた時に肩をしっかり下げ、肩甲骨を下制させる
⑥負荷を抜かないようゆっくり背中で粘るように耐えながらスタートポジションに戻る
※身体を逸らしてしまうと広背筋に負荷が逃げやすいので注意
手のひらで握ることにより、握力が軽減され、手首が若干丸まった形を作ることができるのでストレッチが掛けやすくなります。
ミディアムグリップの使い方
ミディアムグリップの特徴としては、下記となります。
・広背筋に効かせやすい
・僧帽筋中部まで狙える
・他の手幅よりも力が入るので、ある程度の重量で行える
【セッティング】
①下半身を固定するパッドは、膝が90℃になる位置に調整
②カラビナにアタッチメントを装着し、重量を設定
※1セット7~10回できる重さに設定
【フォーム】
①グリップを握り、太ももの付け根がパッドに当たるように奥まで腰掛ける
②スタートポジションで上体を若干斜めにし、広背筋に負荷を乗せストレッチを掛ける。この時、肩を上げないようストレッチが掛かる位置で止める
③胸を張り肘を外側に開くイメージで、鎖骨とみぞおちの間に向かってに引く
④引くと同時に上体を逸らし、肩をしっかり下げ、肩甲骨を下制させる
⑤引く時に背中の内側(僧帽筋中部)まで収縮させるようにしっかり引き切る
⑥負荷を抜かないようゆっくり背中で粘るように耐えながらスタートポジションに戻る
クローズグリップの使い方
クローズグリップの特徴としては下記となります。
・手幅が狭くなるため、広背筋により強いストレッチが掛かる
・可動域が広がり下背部までしっかり収縮できる
・伸縮と収縮が最大限意識できるグリップで、筋肥大には必須レベルのグリップ
【セッティング】
①下半身を固定するパッドは、膝が90℃になる位置に調整
②カラビナにアタッチメントを装着し、重量を設定
※1セット10~12回できる重さに設定
【フォーム】
①グリップを握り、太ももの付け根がパッドに当たるように奥まで腰掛ける
②スタートポジションで脇を締めつつ身体を潜り込ませるようなイメージで、広背筋・大円筋にストレッチを掛ける
③脇を締めつつ胸を張り、みぞおちに向かってに引く
④引くと同時に上体を逸らし、肩をしっかり下げ、肩甲骨を下制させる
⑤引く時に下背部(僧帽筋下部や広背筋の下の方)まで収縮させるようにしっかり引き切る
⑥負荷を抜かないようゆっくり背中で粘るように耐えながらスタートポジションに戻る
筋トレ関連のアイテムをお得に購入する方法を下の記事にまとめておきました。長いジム生活を続けていくと出費もチリツモなので、賢く買っていきましょう!